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治療効果判定基準 / 悪性リンパ腫

1999年にinternational workshopから統一された治療効果判定基準がだされた。
2007年にはFDG-PETなどを盛り込んだ効果判定基準がされた。
PET検査では治療後早期であると正しく判定されないことがしばしばあるため、治療後6-8週間後に行うことが望ましい。(放射線では8-12週後)

治療効果判定1999年(PETを含まない)

完全寛解(CR)

以下のすべてを満たす。

  1. 腫瘍による自覚症状、腫瘍による検査値異常の正常化、
  2. 節外性病変が画像上消失(肝脾などの腫大が消失)
  3. すべてのリンパ節病変が正常化:>1.5㎝のものが1.5㎝以下に縮小
    1.0<長径<1.5㎝のものは1.0㎝以下に縮小
  4. 骨髄浸潤の消失

不確定完全寛解(CRu)

上記1,2の両者と下記の1,2のいずれかを満たす。

  1. 評価可能病変(大きいものから6個)の長径、直交する径の総和(SPD)が75%以上縮小
  2. 骨髄生検でリンパ集簇の増加がみられるがあきらかな浸潤とはいえない。

部分寛解(PR) 

以下のすべてを満たす。

  1. 評価可能病変(大きいものから6個)の長径、直交する径の総和が50%以上縮小
  2. 評価可能病変以外の病変の増大がない。
  3. 腫瘍による自覚症状、腫瘍による検査値異常の正常化、
  4. 骨髄浸潤の有無は問わない。

安定(SD)

PDではないがPR未満

進行(PD)

CR,Cruに到達することなく、以下のいずれかを満たす場合

  1. 新病変の出現
  2. 標的病変のSPDが最小SPDから50%以上増大
  3. 節外性病変の明らかな増大
  4. 腫瘍関連の自他覚症状のあきらかな増悪
  5. 腫瘍関連の検査値異常のあきらかな増悪

再燃

CR,CRu到達後に以下のいずれかを満たす場合

  1. 新病変の出現
  2. 画像上消失していた節外性病変の再出現
  3. 正常化していたリンパ節の長径が最小時より50%以上増大
  4. 評価可能病変のSPDが最小のSPDから50%以上増大
  5. 肝脾、腎の腫大の再出現
  6. 消失していた瘍関連の自他覚症状の再出現
  7. 正常化していた検査値異常の再出現

治療効果判定基準 (2007年 PETを含む基準)

完全寛解(CR)

以下のすべてを満たす。

  1. 腫瘍によるすべての自覚症状、臨床所見の消失
  2. 通常FDG-PET陽性となる腫瘍については治療開始前のPETが未実施あるいは陽性であった場合には、治療後の腫瘍の残存があったとしてもPETが陰性であればよい。PET陽性率がさまざまである腫瘍や陰性の腫瘍については治療開始前のPETが未実施あるいは陰性であった場合にはすべてのリンパ節病変が正常化 >1.5㎝のものが1.5㎝以下に縮小、1.0<長径<1.5㎝のものは1.0㎝以下に縮小する必要がある。
  3. 肝脾腫が存在した場合は肝脾のサイズの正常化と結節の消失
  4. 骨髄浸潤の消失(形態で判断が難しい場合は免疫染色が必要)

部分寛解(PR)

  1. 評価可能病変(大きいものから6個)の長径、直交する径の総和が50%以上縮小
  2. 評価可能病変以外の病変の増大がない。
  3. 肝脾の結節のSPDが50%以上縮小
  4. 肝脾以外の臓器浸潤の消失
  5. 骨髄浸潤の有無は問わない。他のCRの基準を満たすが骨髄浸潤のみがある場合はPRとする。
  6. 新出病変の出現がない。
  7. 通常FDG-PET陽性となる腫瘍については治療開始前のPETが未実施あるいは陽性であった場合には、CTで評価する。ろほう性リンパ腫やマントル細胞リンパ腫については残存病変が2個以内でかつCTで50%以上の縮小がみられた場合にPETを行う。3個以上の病変が残存している場合はPET陰性である可能性は低いのでPRと判断する。

安定(SD)

以下のすべてを満たす。

  1. CR,PR,RD,PDのいずれにも該当しない。
  2. 通常FDG-PET陽性となる腫瘍については既存の病変においてPET陽性でありかつ新たなPET陽性病変の出現がない。
  3. PET陽性率がさまざまである腫瘍や陰性の腫瘍については血y老開始前のPETが未実施あるいは陽性であった場合には、CTで腫瘍の大きさに変化がない。

CR後の再発(RD)/PR あるいはSD後の進行(PD)

長径>1.5㎝のリンパ節、ものが1.0<長径<1.5㎝かつ短径>1.0㎝のリンパ節を異常と考える。長径、短径ともに1cm以下のものはRD,PDの判定において異常とは扱わない。以下のいずれかを満たす場合

  1. 径1.5cm以上の新病変の出現、以前に病変がない部位にPET陽性所見だけが新たに出現した場合は他の方法(生検)などによる確認が必要である。特に初発時に肺病変がない患者における治療後のCTでの新たな肺結節の出現は多くの場合良性である。
  2. いずれかの病変のSPDが最小SPDから50%以上増大、ただし短径1.0㎝未満の病変については1.5㎝X1.5cm あるいは長径>1.5㎝となった場合。
  3. 短径1.0cm以上の病変の最大長径が50%以上増大
  4. 通常FDG-PET陽性となる腫瘍あるいは治療開始前にPET陽性であった場合は病変が陽性となる。(ただし長径1.5㎝未満の病変についてはPET感度以下なので陰性でもよい。)
  5. 骨髄浸潤の新出あるいは再発