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濾胞性リンパ腫(follicular lymphoma FL)

FLの病理学的グレードは濾胞中の大型細胞の割合からgrade1,2,3A,3Bと分類される。このうちgrade3はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に準じて治療を行う。

(1) stage I, II

放射線治療(stageI、もしくは病変が連続しているstageII)これが治癒が期待できる治療であり、放射線治療ができる病院に紹介することを推奨する。
ただし近隣にない、患者の希望、ADLの問題などから難しい場合は

  1. リツキサン単独
  2. R-CVP
  3. R-CHOP
  4. エンドキサン内服

などを行う

経過観察

これまでリツキサンのない頃は治療によっても治癒は望めないため経過観察も治療のひとつとされたが最近ではリツキサン治療により長期予後を伸ばすとされている。

(2) stage III,IV

R-CVP
R-CHOP 

治療抵抗性、再発

※治療の選択が難しいので血液内科専門医に相談することを推奨する。

RB(リツキサン+ベンダムスチン)最近使用できるようになった薬剤であるが非常にリンパ球が低下してサイトメガロウイルス感染症やカリニ肺炎を合併するなどの免疫抑制が強くなるため白血球数だけでなくリンパ球数にも注意が必要である。
海外ではリツキサンとベンダムスチンの併用が主流であるが2012年1月現在日本ではベンダムスチンは単剤使用で保険適応になっているため注意が必要である。

フルダラビン+リツキサン 免疫抑制に注意する。
ロイスタチン 単剤で用いたりリツキサンと併用したりする。
ゼヴァリン 90Y標識抗20抗体薬である。
行える施設が限られている。

DLBCLに用いるサルベージ療法を使用することもできる。(DLBCL参照) 幹細胞移植も行われることがある。

リツキサンの維持療法について

リツキサンの維持療法が臨床試験で行われておりその有用性が認められている。今後低悪性度リンパ腫に対してリツキサン維持療法が保険適応になるといわれているが2012年1月現在まだ保険適応ではない。

濾胞性リンパ腫ではフォローしていく中で急激にリンパ節の増大をみることがありDLBCL(diffuse large B cell)への転換を起こすことが知られている。(Lichter syndrome) 急激な増大をみたときにはそれも考えて増大したリンパ節を生検することも検討する。