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NK/T細胞性リンパ腫 

  1. nasal type アジアに多くEBウイルスが関係しているとされる。鼻腔や上咽頭の耳鼻科領域から上部消化管に広がる。鼻にできた腫瘍は壊死や潰瘍におちいりやすい。
  2. aggressive NK-cell lymphoma 非常に進行してみつかることが多く、また進行が非常に速い。皮膚、骨髄、精巣、上部消化管、軟部組織、肝臓、脾臓への浸潤も認められるのでそれら全身を治療前に検索しておく。血球減少があるときには血球貪食症候群を合併していることがあり注意を要する。また血液中のEBV-DNA(ウイルス量の測定)を行っておくとよい。

治療

nasal typeでは局所放射線治療に化学療法を併用する。日本のJCOG studyではCHOP療法ではなくDEVIC療法を選択していた。NK/Tリンパ腫は通常の化学療法に耐性であることが知られているからである。
進行期のnasal typeやaggressive NK-cell lymphomaに対しては日本の山口らの報告からL-asparaginaseをベースにしたSMILE療法(steroid, methotrexate,ifosfamide, L-asparaginase, etoposide)が開発され奏効率は74%で効果が高く、日本の多くの病院にて採用されている。しかし骨髄抑制が強いプロトコールであり、治療は血液内科医のもとで行われるのが望ましい。