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総合内科後期研修医 和足です。

誰もがイケメンと認める和足医師
誰もがイケメンと認める和足医師

血液内科部長であり当院の誇れる癒し系スーパーエース副院長田中江里先生より、血液内科ローテートをした事で良かった事を書いてほしいと執筆依頼があった。私がローテーションしたのは内科後期研修が始まった最初の3か月のこと。いやはや、良かった事と言われても・・一体何であろう。今、14階病棟にて晴天の富士山を拝謁しながら言及してみる・・・・・ 

振り返って見ると当院の内科ローテーションには当たり前のように血液内科が組み込まれていたし(その期間は充実した期間であるため、誰人も違和感を感じず)、また日本一を誇る当院の救急車搬送件数の中には当たり前のように血液疾患はある一定の割合で存在している故、誰も血液疾患を専門医のみが診るべき特別な疾患と言う印象を持っていない。当院の救急業務に携わる全ての医師が血液分野において少なくとも敬遠する姿勢を持っていない(これは他病院とは明らかに異なる)、この雰囲気や姿勢を時間かけて熟成させた事は江里先生の数ある業績の内の一つであろう。 

そもそも小生は、何科でも診る(少なくとも勉強し続ける努力をする)医師になろうと考えているが、例えばリンパ節が腫れている患者が来たり、他院で抗生剤に反応しない発熱患者を紹介されたり、貧血精査目的で紹介されたり、精査したけれども原因が分からない不明熱ですと紹介されたりと、極当たり前のように骨髄穿刺・生検が必要な症例はありふれている事を実感する。そこで真剣に精査できるスキルがあるのと持っていないのとでは鑑別の上げ方、Rule Inする能力ともに医師により大きな差がでてしまう。 普通では遭遇できない感染症は、医師の基礎力を上げるのに非常に役に立った。クリプトコッカス髄膜炎、カリニ肺炎、サイトメガロ肺炎など、免疫抑制状態でなければ出会えない疾患を五感で経験し、また文献に基づいた治療を経験できた事は大きい。 また、抗生剤に反応しない白血球増加としてコンサルトを受け、血小板減少に対して紹介を受けた際には末梢血スメアの鏡検を自分で行い診断に寄与させる、こういった力は後期研修の3か月で江里先生から伝授して頂き、総合内科の現場で現在破壊力を持った武器となっている。 

Malignant lymphoma、Multiple myeloma、Acute Leukemia、等など悪性腫瘍に罹患し病と闘っている方々1人1人にドラマがあり人生がある。そのような背景までを十分に考慮し、1人の人間として、時にはまるで友として接しておられる江里先生の回診は医師としての基本姿勢を再度学ぶに値する。 副院長という肩書きは抜きにして、誰よりも熱く、誰よりも優しく、誰よりも忙しく、誰よりも遅くまで頑張っている我らが江里先生ではあるが、毎日仕事が終わり次第スメアの診方を勿体なくも一レジデントの分際である小生の為だけに一から教えて頂いた思い出が忘れられない。

この病院はどんな方(医師もコメディカルも患者様も)でも受け入れる事ができる『日本における奇跡の病院』であると思っている。そのキャパシティーがあるからこそ、全ての臨床医、なかんずく若手内科医にもこのような数か月を過ごして頂くような機会が浸透すれば、それは日本の医療にとって心から歓迎すべき事なのかもしれない。