湘南鎌倉総合病院
  • 湘南鎌倉総合病院ホーム
  • 湘南鎌倉総合病院アクセス
  • 湘南鎌倉総合病院お問い合わせ
  • 湘南鎌倉総合病院プライバシーポリシー

 

Myeloid kinetics

1.骨髄内での細胞産生

骨髄内のmyeloid系の細胞は1日体重あたり10億個の細胞が骨髄で作られていて、増殖から成熟、骨髄内に貯蔵されるまでに5~14日かかる。
芽球18h →前骨髄球24h→骨髄球104h(ここまでは分裂できる)→後骨髄球40h→杵状球66h→分葉球95h→
血液中9.5h

重症感染症のときにはこれが48.72hに早まる。

2.末梢血循環のWBC調節

末梢血液中のWBCは大きく分けて循環プールと辺縁プールmariginalpoolに分けられ、一つは自由に流動している循環プール、もう一つは偏在の白血球で血管内皮と密に接触している。普通WBCは骨髄中に90%存在し、2~3%が末梢にいて残りが組織にいる。
(1)感染症 全体の好中球数増加、骨髄中の貯蓄プールは低下、循環プールは変わらないか増加、とくに
      辺縁プールが増大。組織への移行も増大。
(2)Glucocorticoids 骨髄からの細胞を放出し(骨髄貯蓄は低下)、辺縁プール、環プールともに好中球を
  増加させる。
  (3)Catecholamines 骨髄からの細胞を放出、循環プールの細胞が増加、辺縁プールは減少する。アドレ
      ナリンの放出は牌臓や肺の好中球をすぐに血流に動員させて数分で好中球数を2倍にする。

3.循環に入ったあと

通常6~7時間で消失。一度組織に入ったら循環系には戻らない。そこでは通常2~3日で寿命がつきる。そこではサイトカインを放出し、次なる穎粒球の走化を促している。

4.感染症の時には・・・

Myeloid cellの増加、骨髄内の貯蔵の低下、循環する好中球の増加、辺縁に存在する細胞の低下、組織への遊走の
増加、炎症局所へ。
好中球のアポトーシスもサイトカインにて制御。G-CSFやIFN-γは好中球寿命を延ばす。

<参考:Hematology in Clinical Practice Lange fifth editionより>