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成果は一夜にしてならず、努力の結果 

すごーく前向きな患者さんに今日はご登場いただきます。これは外来の患者さんの力になるなと思い、顔写真とコメントを載せて良い、という了承を得てここに紹介いたします。
患者さんの中にはとてもとても前向きな方がおられます。実はこのSさんに1年2ヵ月程前、私は治療をしなければ死期が近い、というお話をしました。 彼女はその時堂々と自分の意志で強力な治療はしないこと、人生に悔いはしていないこと(そう言えるのがすごい!と思ってしまう)、これから残された時間を外来通院しながら思う存分生きたいと決断され、そうして物の見事に生き抜いておられます。彼女は・・・

決断してから財産や自分の持ち物を整理され、すっきりした!と。そこから行きたかった高級旅館など旅行にどんどん行き、友達ともたくさん会って。更に体調が良くなってからは外来の薬剤も減らしながら肌やスタイルにも気を配り、おしゃれを楽しむようになりました。好きだったゴルフも再開。本当に病気なのかと検査をすると、病気と共存はしていて治ってはいないのです。医学的には不思議です。いつも高らかに笑って元気そうな姿をして外来にお見えになります。彼女に秘訣は、と訊くと・・・
「努力しています」と。このような結果は一夜にしてならず、日々の努力によるのだとおっしゃいます。 

これまで仕事に精を出し、人の為になるよう頑張って働いてきたから今がある。病気してからは元気になるためにと前向きに好きなことをし、体に良かれと思えば運動をし、食事に気を配り、人を呼んで楽しい時間を過ごし。でも欲張らない。そういうことの上に今の状態がある、というのです。
私は時に病気と共存していかれる人をみます。多くは気が病気に負けていないのです。負けないぞ!という真っ向勝負の人というよりは1.病気に気をとられない認知症や精神疾患だったり2.自分のエネルギーを他に回さねばならない人(家族や仕事に) や3.人生を達観している人(あきらめるというわけではなくあるがままを受け入れている人)がそのような経過を経ているように思います。