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いい話 ~優しい青年~

患者さんでもこの私のブログを読んで下さっている方がおり感謝しています。先日患者さんのお話しを載せたら元気をもらいました・・・とご意見いただきました。良い小話や患者さんの言葉があったらその都度ご紹介したいと思います。
今日は80代の女性のかたから。
彼女はある血液の悪性疾患で、治療を終えられてもう4~5年になるかたです。診断時のだんな様の言葉が忘れられません。「自分の命よりも大切な彼女ですから、どうか治してやって下さい」と頭を下げられたシーンが忘れられません。長年培われてきた愛情をすばらしく思いました。その旦那様は今は呼吸器疾患のため歩くのも辛く、一緒に病院に来られることはありません。むしろ彼女がケアをしてあげています。そんな彼女がいつもの外来にきて、話してくれた小話が良い話でした・・・・

呼吸の苦しい夫とともに近くの歯医者に行こうとしていた時のこと。夫が転んでしまって立ち上がることが出来ず困っていたところ、車が一台スッと止まってくれて若者が降りてきました。
「どうしたんですか?」若者が聞きました。
事情を説明すると、その人は車を脇に止めて自ら御主人をおぶって100mくらい先の医院まで連れて行ってくれたそうです。それはそれはありがたかった、とその女性は言っていました。しかし動転していて名前も聞けず。お礼したいのだけれど・・・と話してくれました。私は大手の新聞に投書でもしたらどうですか、と伝えました。その若者がしてくれた小さな親切が人を幸せにし、きっとその方も幸せな気分になったでしょう。私も話を聞いて幸せになり、この文章を読んでまた誰かが幸せになってくれたらよいな、と思い記すこととしました。

幸せの水輪が広がればいいなと思います。
自分も日々、人に小さな幸せを分け与えられるように診療を行いたいと思います。
心掛けている事 それは言葉と笑顔です。
言葉で少しでも不安を和らげてあげられるようにすること。診察室から出ていく患者さんの顔が笑顔であるように(いつもそういう状況ではいられないこともありますが)心掛けたいと思います。これはある患者さんから言われたことだからです。「先生の部屋から出てくる人は笑っている人が多いですよ。だからここに通うことにしました。」と言われたのです。患者さんってそういうところもみているんだー、と感心しましたが、確かにそうですね。