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真菌の耐性

これは自然にあるコケから新しい芽が出ているところです。春の息吹です。
さて、真菌(カビ)には耐性が出来にくいと言われていましたが、どうやらそうでもないということが分かってきたようです。ある講演会にオランダの先生が特別講演に来ていて、自然界からのカビの抗真菌剤に対する耐性化のお話しがありました。オランダは抗生剤使用がとても厳しく制限されている国の一つですが(日本のように風邪に対して簡単には抗生剤を処方しません。)、そこでも畑などに散布される薬剤などが影響するのでしょうか、地域によって抗真菌剤耐性の真菌が増えているのだそうです。その傾向はEU各国にみられ、またインドでも中国でもみられています。我が国ではあまり注目されていないようですが、今後当院でも調べていく必要があると思いました。かびは自然界どこにでも存在し、園芸などで土壌から生えることもありますし、埃の中にもあります。特に免疫、好中球が低下する血液疾患の患者さんには大きな敵であり、 重篤な感染症を引き起こします。抗真菌剤をいかに上手く使うかにより、治療成績にも影響してきます。血液内科医にとってはこれからも継続的に勉強が必要な領域です。