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ブログ

メッセージ(4)~まとめ~

 数回に渡って我々が社会的且つ非言語的に子供たちに送っている「メッセージ」について考えてきました。その「メッセージ」は子供そのものの「個」を存在を成り立ちを難しくさせている可能性があり、それが「権利を守ること」=「相手の立場に立つこと」への思慮を奪いかねないことを考えてきました。
 「まとめ」として「メッセージ」が持つ意味とその中で我々が理解しておくことを形式化できればと思います。
 「抽象的な文脈の具体化」です。これを世の中では「見える化」と呼んでいます。

 我々の生活の中には様々な「メッセージ」が隠れています。それは意識可能であれば「意図」・「目的」と名づけられますが、無意識的なニーズが存在しているときには、それがあたかも自然で普通であるかのように事実のみが添えられます。今ある状態や状況が周囲に送っている「メッセージ」がどんなことであるか。我々はそれに開けていることで、より自由な感覚を得られるかもしれません。


 繰り返しになりますが、「無意識的なニーズが存在しているメッセージ」が「悪い」わけではありません。「子供の情報を伝える学校からのメール」も、子供の安全や学校と親との疎通を良くしていくための管理の視点ではとても有意義なものです。その全てが否定する対象ではありません。一方で、その「管理」は「窮屈さ」の意味を含むことは述べたとおりです。その「メッセージ」が子供の「表現」に対する「制限」と「窮屈さ」をもたらしている可能性を我々が知っていること、これらを持っていることで、子供が送りたいメッセージに気づく土壌ができます。

 つまり、「相手の立場に立つ」=「権利を守ること」 につながります。

 我々が理解しておけるといいこと。それは、制度や社会構造が持つ「メッセージ」そのものが持つ意味です。その理解があることで、制度の良さを用いつつ、関係性の豊かさもある程度得ていく、より「有機的なあり方」でいることが可能になるといえるかもしれません。

 我々が「自由である」には、「事象にあるいくつかの視点での理解をもっていること」が大事になる。社会に含まれる「メッセージ」を考えていく中には、関係性のあり方の重要性を示唆があるように感じます。

 「いくつかの視点での理解」は「物事の全体」を映し出します。つまり「見える化」ですね。