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子宮頸がんワクチンの話題

 子宮頸がん(しきゅうけいがん)予防ワクチンは、発がん性ヒトパピローマウイルスの中でも特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV 16型とHPV 18型の感染を防ぐワクチンで、海外ではすでに100カ国以上で使用されています。日本では200910月に承認され、20091222日より一般の医療機関で接種することが出来るようになりました。感染を防ぐために3回のワクチン接種で、発がん性HPVの感染から長期にわたってからだを守ることが可能です。また、このワクチンに含まれるウイルスには中身(遺伝子)がないので、接種しても感染することはないとされています。

 ところが、子宮頸がんワクチンの接種後に体の痛みや歩行障害などの重い副反応が表れることが報告としてあがるようになり、女子生徒の家族らが接種の中止を求めていました。私もTV報道でそのようになっている子のビデオをみました。この問題は、一度厚生労働省の有識者検討会にて5月16日、「現時点で中止を判断する科学的論拠は乏しい」との見解をまとめましたが、私は当時少し気になるニュースだな、と思ってメモを書きとめていました。さらに因果関係を調べる必要があるとして、医療機関などからの未報告事例も含め情報収集に乗り出しました。そして今週大きな話題として報道されたのは、専門家検討委員会が6/14に積極的に接種するのを勧めるのを控えるという答申をだした、というものでした。
ワクチンの問題は以前から打ったり打たなかったりで、どちらになっても批判の矢面に立たされます。例えば今の風疹ワクチンもしかり。しかし、副作用が重篤であるのであれば一度しっかり立ち止まって検証するという姿勢がまず大切だと思います。