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多職種チームによる治療方針決定

チーム医療のことで3年前に当院であったことをお話しします。

医師は最終的な治療の最終判断をし、責任を持ちますが、倫理的にどうしても難しいとき、判断が難しいときは日常茶飯事です。

患者さんは精神科病院入院中の患者さんで、頸部が著しく腫れていました。生検にて悪性リンパ腫と診断されました。しかし患者さんはおちついて入院していられないような状態でした。自分のことは自分でできない、点滴もさせてくれない。何をされているのか理解もできない。家族はいない。そのような状態でしばって抗がん剤をやるのがいいのか、内服治療でいくのか。精神疾患、身寄りなしというだけで治療をしないというのは倫理的にどうかと思った私は多職種による拡大カンファレンスをしました。そこには精神科の先生にも声をかけました。日中の状態を一番みている看護師さんの意見がかなり私の判断に大きな影響を与えました。

そしてステロイドだけでみていくこと、それにより半年から1年の予後にはなるが・・・と精神科病院の先生にも説明し、実際には2.5年生きました。精神科の先生も最後までよく見てくださいました。何が患者にとっていいいのか、普段からチームで話し合いができるようにしておくことが大切です。