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8月ローテートした黒田です。

黒田 駿先生
黒田 駿先生

1ヵ月間で学んだことは2つあります。1つは毎日丁寧に患者さんのところへ行き話を聞き、微妙な変化に気付く事の大切さです。血液内科という科の特性上、常に先読みして治療は予防中心でなくてはいけません。その為に毎日患者さんの所へ足を運び、ごみ箱の中身から患者さんの表情まで様々なことに気付く
「診察力」が必要なのだと実感しました。血液内科の先生方もそれを意識しながら日々の回診やミーティングを行っているということが、よく伝わりました。1ヵ月という短い期間で身に付くものではありませんが、私が目標とする「どんな患者さんでも人生を背負えるくらい全力で向き合う医師」になるために必要なものはここにある、と実感しました。とても1ヵ月では学びきれない姿勢がそこにはあったような気がします。これから内科研修が続きますが、患者さんのところへ常に足を運び、そういう姿勢を崩さないように努力していきたいと思います。
 2つ目は血液内科に入院してくる患者さんの人間としての力強さです。ベッドサイドで話す時間が多いせいもあるかもしれませんが、自分の病気としっかり向き合っておられる患者さんが何人かいらっしゃいました。採血に行った時、輸血をつなぎにいった時、回診で日に日に元気になっていく姿を見るたびに患者さんの持つ「強さ」に触れた気がします。

造血器腫瘍という病気を前にして、それに立ち向かっている強さに「自分はこのまま中途半端な知識や技術、気持ちで良いのか」という気持ちがいつもあふれかえってきます。知識や技術はまだ未熟ですが気持ちだけは全力でいられるように一生懸命接してきたつもりです。しかし彼らが持つ「強さ」に応えられていたかというと、そうではないように思います。患者さんの中にはシビアな質問をされる方もいて、回答に困った場面が何度かありました。それに答えられるようになるには、まだまだ経験と知識、人間としての豊かさが絶対的に足りません。初期研修の2年間で持つべき大事な姿勢の1つがそこにはあるように思います。まずは患者さんのところにすぐ足を運び、少しでも話を多く聞くスタイルを2年間の研修で貫いていきたいと思います。

反省点としては「血液内科」の勉強を自主的に行う余裕がなかったことです。田中先生のレクチャーで学んだこと以外にも、自分で調べて患者さんに反映することが出来たのではないかと今では思います。自分からもっと学ぼうという姿勢が足らなかったように思います。スメアももっと自分で見たかったですし、化学療法の種類や適応に関しても深く学びたかったです。その余裕が自分には作れませんでした。時間の使い方など工夫すれば良かったと今でも後悔しており、まだ回りきれていないというのが正直な感想です。
 血液内科での1か月間は忘れかけていたものを再認識できた大切な1ヵ月となりました。田中先生、玉井先生、稲垣先生、照井先生、みなさんのその患者さんに対する熱い姿勢を目標にこれからも研修に励んでいきたいと思います。また焦ってばかりいる自分を温かい目で見守って下さった14階病棟の皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございます。
  HO-1 黒田 駿