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TOKYO MDS Forumに参加しました

東京にてTokyo MDS Forumが開催されましたので参加しました。先週北海道にて血液学会があったばかりですが、それでも多くの先生方が参加していました。今日のテーマはMDS(骨髄異形成症候群)。最近deep sequencingという方法にてより詳細な遺伝子変化の研究が多くのがんにおいて行われるようになり、この血液学会でもそうでしたがMDS、白血病の世界ではその遺伝子関連の話が花盛りという感じであります。やはり大腸がんなどと同じで造血器腫瘍(血液がん)でも多段階説がはっきりしてきていて、MDSでも平均6-8個、急性白血病では平均13個の遺伝子異常があるともいわれています。それらに対しての遺伝子の働きも解明されるようになっています。おそらく5-6年先には初診時の検査にこれらの遺伝子検査が入ってくることでしょう。これからもしばらくの間はMDS、白血病が話題となることでしょう。
今日のお話しはまず聖路加国際病院の真部先生が小児のMDSなど血液疾患の話をされました。非常に興味深かったです。というのも成人に診断される病気の一部は、実は小児のうちから持っていることがあるからです。小児のiBMFS(inherited bone marrow failure)には多くの疾患が含まれていて、その原因遺伝子がだんだん解るようになってきているとのこと。外表奇形を伴うことも多いそうですが、そうでないものもあり。またダウン症における白血病の発症(ダウン症は白血病の頻度が多い)もおもしろく聞かせてもらいました。
次に現在のMDSのサマリーを順天堂大学の原田浩徳先生がわかりやすくレビューされました。膨大なデータを示していただき、まだキャッチアップしきれていない知識があります。
がんばって行った甲斐のある勉強会でした。