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インフルエンザの注射が始まりました。

 当院でも11月からインフルエンザワクチンが始まりました。毎年のことで、すでに近所の先生に打ってもらっている患者さんもかなりいます。今年は肺炎球菌ワクチンのテレビコマーシャルもあり、ワクチンに対して患者さんから言ってくることが多いように思います。肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチン両者一緒に打てるともされていますが、私は別々にしています。というのも副作用が出た時に、どちらが原因か分からない可能性があるからです。副作用は局所的な反応としての熱感や疼痛のほかに、軽度の風邪症状が出る人もいます。時に重い副作用がありますが、我々の領域では血小板減少がワクチンで誘発されることがあります。昨年もインフルエンザワクチンで血小板減少がおきて死亡された高齢女性がいると発表されていました。非常に稀な副作用ですが、他のワクチンで血小板減少が急激におきた症例を私も経験していますので注意が必要です。血小板減少症の人には打ってもいいけれど症状には注意するように伝えています。
 また肺炎球菌ワクチンもやはり誤解があるようなので、患者さんに簡単に説明をしています。すべての肺炎に罹らなくなるわけではないこと、中でも肺炎球菌が一番頻度が高い肺炎の菌の種類だけれども、それにも罹らないわけではなく症状が重たくなるのを予防する効果があることを伝えたます。以前は一度打ったら打てませんでしたが、5年経過したらOKということを患者さんが理解していることが多く、2度目を希望される方もいます。

 治療中の患者さんには、どうしているか・・・。アメリカのガイドラインでは基本的にはがんの患者さんに打つことを推奨しています。ただし、リツキサンを使用している我々の血液領域の患者さんで治療中のかたは抗体が出来にくくなっており、打つかどうか迷うところです。抗体の出来にくさは治療終了後も半年から1年続きます。患者さんに説明をして希望がある方は治療と治療の間に打ちます。希望されない方は、家族に打っててもらうように指導しています。