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カンサイダス(抗真菌剤)の勉強会 in TOKYO

カンサイダス(Caspofungin)という抗真菌剤の勉強会にでかけました。
ハプロ移植をしている兵庫大学の池亀先生がお話しされました。ハプロ移植ではまず前処置と感染症がサイトカインを誘発しGvHDの引き金となり成績を落とすので、感染症をおこさせないという姿勢で取り組むこと。予防投与として始めからゾシン、その後メロペン、ボリコナゾール、ミカファンギンなどの抗真菌剤を前処置の段階から使用し、経過中CRPを上げないようにしていると言っていました。ボリコナゾールは自身で計られた血中濃度が好中球減少期に低下するため、キャンデイン系を追加していることも言われていました。
また、カンサイダスの抗真菌活性ということで国内でよく使用されているミカファンギン(ファンガード)との違いは、ミカファンギンが肝代謝が主なところであるがカンサイダスは肝、腎両方から排泄されること、肝臓への組織移行性もやや良いこと、また肺への移行、バイオフィルムに対する殺菌力も良いこと、一部のnon-fumigatusのアスペルギルスにも良いこと。併用の際にはカンサイダスとボリコナゾールが良いことなどが話されました。
その後、エビデンスからみたところのデータが紹介されました。発熱性好中球減少症に対してブラジルのグループが出したD-indexというものは聞いたことがありましたが、さらに神田先生のところではD-index>5500 +発熱でempiricに抗真菌剤をいれましょう、という研究に取り組んでいるとのこと。今後の結果に注目したいと思います。