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聴診器と医師の手の汚れに関する論文

木曜日は論文を読むことになっていて、この日は角谷先生がおもしろい論文を紹介してくれました。我々血液内科医が選ぶのと、また総合的に内科を回ってきた人が選ぶ論文は、選ぶ視点が違っていておもしろいものです。
さてそのタイトルは

Contamination of stethoscopes and physicians' hands after a physical examination.   

Mayo Clin Pro 2014 Mar;89(3):291-9. です。

これは診察をする医師の指先が、手のひらや親指の根本などよりも診察後にはとても汚染されていること、そしてその汚れ度と聴診器の汚染度は関連しており、聴診器の膜の部分もかなり菌がついていますよ、さらには聴診器のチューブもですよ、というのが結果でした。
当院でも職員啓蒙により以前よりかなり手洗いの率は高くなっていますが、なかなかすべての患者さんごとに聴診器を拭けるかと言うと、そこまでいかないのが現実。意識の問題かもしれませんが・・・。逆に聴診器を使わないようにすべきか、という議論にもなります。ただ血液内科の病棟では、特に免疫力の低下した患者さんの入室するクリーンルームなどには、専用の聴診器(ちゃんとしたやつ)、ペンライト、血圧計をセットしておくべきではないかという議論にもなり、病棟会で話し合ってみる予定です。