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デング熱 国内発症の話題

デング熱は東南アジア、インド、中南米、アフリカで発生することが多い疾患で、国内ではもう69年間発生していませんでした。それが今年8月に代々木公園で活動をしていた学生にデング熱の診断がつき、海外渡航歴がないことから国内発症となりました。そして今日、新潟の男性(やはり代々木公園で活動)がデング熱の検査で陽性反応がでたと報道がありました。デング熱はネッタイシマカ、ヒトスジシマカにより媒介される一過性の熱性疾患です。人から人への伝染はありません。突然の発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛にはじまり、3-4日後には胸部、体幹からはじまる発疹が四肢や顔面に広がり、1週間で消失します。またデング熱より重症化した疾患として”デング出血熱”があります。これはデング熱の一部に血漿漏出と出血傾向からショックなど、重篤な症状に移行します。発熱から平熱に戻りかけたときに起きます。肝腫大や血小板減少症、凝固延長などの症状で病院に来院するとされ、血液内科に受診する可能性もあります。解熱はアセトアミノフェンを使用し、血小板減少や出血傾向がみられたら、十分な補液や状況により血小板輸血を検討します。また4類感染症であり、最寄の保健所にすぐ届け出る必要があります。ワクチンはありません。都内の公園では蚊の駆除が進められているというのですが、これ位で十分有効なのでしょうか?1999年のウエストナイルウイルスの時に、NYではセントラルパークに空中から殺虫剤を散布していたのを思い出しました。