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巨核球、血小板に関する基礎的な勉強会に参加

なかなか基礎的な研究を勉強会で聞くことは難しいのですが、このグラクソ・スミスクライン社が主催する勉強会は毎年血小板・巨核球に絞り、基礎的な研究者を招いてとても勉強になるため参加しました。本日の新しい話題(私が知らなかっただけですだが)で興味深かったのは3つ。
1つ目は血小板の産生過程の話。巨核球は骨髄内で血小板を産生するのではなく、骨髄の中にある類洞血管に突起を伸ばし、類洞血管の中で細長いproplateletが産生されて、そこから円盤状の血小板になっていくのだそう。血液中では80-90%が円盤状の血小板ですが、5%程度はproplateletなのだそう。そして、なんと一部の若い血小板が入っていると輸血後に一過性に血小板は自己複製して血小板数が増えるのだとか(本当??という感じだが)。
2つ目は巨核球がそのように血小板産生をしていくためには変形したりできないといけなくて、そこにチューブリン(微小管)がとても関係しているのだそう。β1チューブリンは巨核球系、血小板だけに特異的に発現していて、proplateletの形成に関係する。先天性の巨大血小板症の中に、このチューブリンの遺伝子変異で正常な血小板が形成できないものがあるということが解明されてきたそうです。
3つ目は凝固系と骨髄組織再生の関連です。PAI-inhibitorが薬剤として血栓予防に開発されてきたそうですが、これを投与すると相対的にtPAが増加、これが実はプラスミンを増加させ、そこからMMPマトリックスメタロプロテアーゼを増加・組織再生を促進し、骨髄組織再生が促進されマウスでは血小板増加が確認されたそうです。

ちょっと難しくて全部はついていけませんでしたが・・・