湘南鎌倉総合病院
  • 湘南鎌倉総合病院ホーム
  • 湘南鎌倉総合病院アクセス
  • 湘南鎌倉総合病院お問い合わせ
  • 湘南鎌倉総合病院プライバシーポリシー

ブログ

東京GIM in 横浜

問診を中心とした診断思考過程を大切にして総合診療を学ぶ者がつどう東京GIMという勉強会があります。今回は横浜で開催されるというので当科の症例を発表しがてら参加してきました。
当科からだした症例はWBC900 血小板も1万/μL程度に低下し40度もの発熱が続くと紹介された若いかたの症例です。はしかのような眼球結膜の発赤と全身の皮疹を伴い私は麻疹だと思ったのですが、研修医の先生が問診から東京が職場であることをつきとめ、最終的には今年はやったデング熱であることが分かった症例でした。
デング熱は血小板数低下は知られていてしばしば紫斑を伴うのですが白血球低下の頻度も高く40-50%とかかれているものもあります。つまり血小板も白血球も低下してくることが多いのです。ですから血液内科を受診する可能性もあります。しかもデング熱は8月にはやりましたがこのかたの発症は10月でした。このくらいの季節でも蚊に気を付ける必要があるのです。そのほかのウイルス性疾患でも、麻疹や風疹、パルボB19感染、EBウイルスでも2系統の血球減少はくることがありますからこれらを鑑別にいれつつ、来年もデングウイルスには注意する必要があります。特殊な抗体を調べなければ診断がつきません。問診でその人の生活状態をしっかりきいて、そして疑わなければ診断ができないということです。論文ではWBCの減る程度もピンからきりまで。本症例のように1000/μLとかなりの低値を示すこともありますが重症度は反映していないようです。
そのほかに3例の症例が提示され夜の7時半から10時すぎまで行われましたが勉強になりました。