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国は病床を最大20万削減する方針を打ち出しました。

政府は6月15日に2025年時点での病床数(病院ベッド)を、今よりも16-20万減らして115万-119万床と目標を示しました。今より1割も減らすのです。手厚い看護を必要としない30万人近い人を自宅や介護施設で・・・ということのようです。
確かに入院するということは様々な薬剤の管理、おむつ交換、ケアに始まり検査、治療、とにかく人的なコストがかかっていることは忘れてはなりません。アメリカだったら入院コストが高いからすぐにでも連れて帰ります。日本は保険制度の問題で、入院していたほうが家族にとって負担が少ない場合があります。家族の都合で、とか足が十分歩けなくて・・という理由で急性期病院のベッドを埋めていることもしばしばです。と同時に、介護力がなくて本当に自宅に帰れない人が多いのも事実です。それまで元気でやってきたが一度病気をしたら介護する手がない。これからますます起きてくる現実でしょう。それをただ自宅に戻すのには無理があります。
我々のような急性期病院がどこまでみるのか。中間施設、つまり急性期を過ぎて少し医療はいるけれども高度の医療ではない医療施設があれば、当院の病棟ももっと回転できるのに・・と思います。医療連携して関連の病院を開拓する努力も必要です(言うほど簡単には医療連携はすすまない。地道な関係作りが必要です。)。
また訪問看護でちゃんと診れる医師は多くないと思います。内科だから出来るというわけではありません。自分も再教育を受けなければ訪問看護医としては働けないでしょうし、それらの医師を増加させるため国の政策が必要だと思います。また本気でイギリスのようなかかりつけ医制度にするのか。それにも10年はかかるでしょう。難しい問題です。