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ブログ

重大な時ほど

自分にとって一番大切なものを失うとき。
誰でも自分が一番ではないか。いや子供がいれば子供か?
命にかかる病気になったと宣告されたとき、自分はどんな態度をとるだろうか。今のままではいられないだろう。慌てふためくか怒るか、あきらめるか。
本当のところで患者さんと同じ気持ちにはなれないといつも思っている。特に血液疾患の患者さんは一度は死について考えたりすることが多いと思うが、その恐怖、不安は計り知れないものだろう。
 患者さんがたくさん待っている外来の最中に、いきなり紹介状を書いてくれときた方がいた。しかもそれを第3者を介してプレッシャーをかけてきた。他の人の命はどうでもいいのか?私は基本的に虎雄先生が言われていた<すべての人の命は平等だ>の理念を、常に実行している。高齢の人も体調が良くない人も待っている。それを差し置いて・・・。私の倫理観が許さなかったが、しかしそこまでなってしまっている人に、理解は求められないだろう。私はそこで5分手をとめて紹介状を書いた。待っている他の患者さん達には申し訳なかったが。
怒りもあったが少し経ってみると、そこまで患者さんを慌てさせてしまったのには私の話のもっていきかたにも問題があったからかもしれない、とも思えた。生命にかかわる病気になったとき、そこにその人の人間性がでる。そのようになった時も普段の理性を失わないでいられるか。自分にも出来ない感じがする。