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ホジキンリンパ腫の勉強会 in 東京

ホジキンリンパ腫は非ホジキンリンパ腫と比べると少なく、使用される薬剤もそれほど開発が進んでいないので勉強会も少ない。そんな微小管阻害薬結合CD30抗体 商品名”アドセトリス”による臨床試験の成績などを勉強する機会があり、東京に出掛けてきました。
ホジキンリンパ腫はもう15年以上前からABVd療法が初回治療として使用されていて、ステージが限局期(Ⅰ,Ⅱ)であれば80-90%の寛解率であるし、進行期(III,IV)でも60%以上の寛解率であり治りやすいというイメージがある。しかし再発した場合には話が異なる。年齢が若ければ化学療法を再度行ったあとに自家移植が行われる。しかし自家移植をしても再発することがしばしばみられ、日本のデータでも40%に上るという。再発時にB症状といわれる発熱、体重減少、寝汗などがあること。初発治療から1年以内の再発、節外性病変が再発時にあると治療効果が良くない。これに対して自家移植後にアドセトリスを投与したらどうなるか、という臨床試験の結果が紹介された。
移植後約1年間にわたり投与されると無病生存期間(再発しないで生きていられる期間)は延長がみられたが、全体の生存期間には差がみられなかったこと。結論として絶対投与をしたほうが良いというわけではないけれども、再発しないで生きていられる期間が長く、さらに副作用としても末梢神経障害、好中球減少なのであれば投与してもいいのではないか、というのが講演をして下さった先生の意見でもあった。知識をアップデート出来た、良い勉強会でした。