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勝俣先生の珠玉の言葉

今週の週刊医学界新聞(医学書院のホームページからも見られます)の一面に、腫瘍内科の勝俣範之先生のインタビューが掲載されていました。勝俣先生は茅ケ崎徳洲会病院での研修後に国立がんセンターに行かれ、今は腫瘍内科教授として活躍されている我々の先輩です。当院にも以前からよく教育に来て下さり、また今も週1回外来診療をしてくださっています。その医学界新聞の中で勝俣先生が語っていた、とても良い文章がありここにご紹介したいと思います。

<腫瘍内科医とはがんという病気だけをみるのではなく、全身をマネジメントする総合内科のサブスペシャリテイの一つである。>つまり、がん患者さんの全身を診れる内科医であれというわけです。腫瘍内科の修行をするにはまず総合内科的な実践を積んでからの方が良いといつも勝俣先生は若者にアドバイスされています。
またこんなことも書いておられます。臨床試験などに基ずくデータをエビデンスといいますが、それらも重要だけれどもそれだけで臨床は出来ないと述べ、<忘れてほしくないのがPatient Value。患者の価値観、すなわち患者さんを大切に思う心だ>という。<エビデンスを知らなかったらoncologistとしてやっていけない。患者さんに優しくなかったらoncologistになる資格がない。>何かをもじっているそうですが、もじらなくてもそれだけでいいセンテンスです。そして患者との関わりついて<その人の人生に対してともに考え、悩み、支えていく医師であることが重要である>。
珠玉の言葉が並びますが、それをどうやって教えていくのか。我々上級医がそのような姿をみせていくことも教育として大切ですし、また個々の医者が診療しながら獲得しなくてはならないものでしょう。William Oslerの言葉も最後に紹介されています。<我々は患者と共に学びをはじめ、患者と共に学びを続け、患者を共に学びを終える。>
その通りであります。