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ホジキンリンパ腫の2次発がん in NEJM

ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫の中でも特に抗がん剤が効きやすいとされるが、実は長期に診ていくと治療に関連し(つまり抗がん剤が関係する)、続発性悪性腫瘍のリスクが高いことが知られている。今は主な治療メニューであるABVD療法により毒性は減ったとされるが、それが長期的にみて変化したのかどうかという論文が、世界的な医学雑誌NEJMに発表された。
その内容であるが、オランダからのデータである。ホジキンリンパ腫に対する治療を開始してから5 年以上生存した 3,905 例(治療は 1965~2000 年)、これらの患者における二次癌のリスクを一般集団における癌発生率に基づく期待リスクと比較したところ、追跡期間中央値 19.1 年の間に908 例で 1,055 個の二次癌が診断され、一般集団と比較すると4.6倍もリスクが高くなっている。治療後 35 年以降もリスクは依然として高く4倍程度あり、40 年の時点での二次癌累積発生率は 48.5%と非常に高い!!ということはホジキンリンパ腫は若い方にも発生する(しばしば縦隔に大きな腫瘤を形成する)ので、長期的に誰かがそういう意識で診ていく必要がある。やはり現時点では腫瘍内科医というよりは血液内科医、あるいは総合内科医が二次発癌の意識をもって患者を診ていくのが良いのではないかと考える。