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認知的不協和と医療

澄み渡る空のもとでの成田山の本堂です。成田仕事の最後お別れの日に寄ってお祈りをしてきました。
さて、自分自身の環境に対するさまざまな知識や思考などを認知要素といいます。個々の認知要素が互いに矛盾や葛藤を生じ、自分の中で不協和な状態になることを<認知的不協和>といいます。
当初患者さんが思い描いていた理想の医療現場の姿と現実とのギャップに認知的不協和が生じやすいことは、医療の現場では多々経験することです。それらの一部が患者とのクレーム、問題に発展します。医療現場はテレビで放映されてこのようなものというイメージが一般のかたの中にあるので医療関係者でない人がいざ入院になったり病気したりすると、これって何~~~となるはず。ところが医療関係者はそれが当たり前だからいちいち相手が何に不安になっているか全部理解することができない。
そのような環境において、認知的不協和を解消するためには、「改革するか」「順応するか」「辞めるか」。患者側からであれば、(1)改革する →投書して提案(2)順応する →我慢する (3)辞める→病院を変えるということになるでしょう。ここで(2)の時に、すごくいい人でがまんし続ける人もいます。それをくみ取ってあげるようにする、不安をなくすように話をきく、それは訴訟にならない、クレームを減らすうえでとても大切なことであり、病院満足度を上げるものなのです。
また患者さんが<この先生でよかったはずだけど、この病院でよかったか・・・>というあとになって生じる認知的不協和。ときに、同室者の人の一言、(あの先生ってとてもいい先生だよ、評判いいよ)というのも<うそでなければ>患者さんの認知的不協和を解消するのに役立ち、治療には信頼を与えプラスの方向に働きます。自分の先生がいい評判だとうれしいですよね。こういう術も大切な医術だと思います。