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Ai勉強会 in 湘南鎌倉総合病院

当院では死亡時画像診断(Ai: Autopsy imaging)を積極的に行っている。3年前に委員会をたちあげて院内にシステムを構築した。それを用いて運用し、年間70件程度行っている。
死後の画像を読むのは難しい。というのも心肺蘇生を受けて肋骨が折れることもあるし、肺うっ血(肺に水がたまる→画像では白くなる)を起こすこともある。撮る時間により血液が凝固したりして様子が変化する。それらもあり読み慣れていないと診断は難しく、また訴訟に用いられる可能性もあるためレポートの言葉使いや診断にも気を配る必要がある。
当院では自分達で診断が難しい症例についてはAi情報センターに送って、読影していただいている。その代表理事である山本正二先生を毎年この時期にお招きし、当院で行われた症例につき講演をお願いしている。本日はその講演会が院内で行われた。
Ai情報センターの読影レポートは非常にしっかりしている。単独の医師での読影ではなく、難しい症例は複数の医師により読影。また以前のCTを取り寄せて比較したりして、出来るだけ診断に導くための努力をされている。単なる読影ではなく、診断推論だな~と思う。読影経験の多さと、そこからくる診断技術はやはり信頼し得るものがある。
また、本日の講演で山本先生は「Aiは震災などが起きた時の個人認証にも使うことが出来るだろう」と述べていた。検診のレントゲンや歯医者で撮られたレントゲンとAiを比較することで、個人の特定に(今日は東日本大震災から5年目)用いることも可能だという。
昨年10月から医療事故調査制度が始まった。まだまだ現実的にはあまり動いていないようだが、山本先生の所へは徐々に調査に関係する読影依頼が増えてきているという。今後各病院でもAiを撮ることが増加するであろう。山本先生からのアドバイスとして「とにかく全身を撮ること(頭から足の先まで)。処置をしたらチューブ類などは抜かないでそのまま。臨床情報をできる限り集めて提供。」ということでした。
当院の画像の取り方は良く出来ている、とお褒めの言葉もいただきました。