湘南鎌倉総合病院
  • 湘南鎌倉総合病院ホーム
  • 湘南鎌倉総合病院アクセス
  • 湘南鎌倉総合病院お問い合わせ
  • 湘南鎌倉総合病院プライバシーポリシー

 

プロとアマの違い

3月14日、もう春じゃないかというこの時期に箱根周辺、丹沢山系に雪が降り積もり、雪の降ったラインがきれいに水平に見えました。でも真冬の時期に比べると富士山がややくすんで見えます。これはやはり春になっている一つのサイン。

さて医学界新聞で連載をされている青柳有紀先生の文章が好きでいつも読ませていただいていたのですが、今回で終了とか。残念・・・。3月14日号に書かれていた文章が良いなと思ったのでご紹介します。
”プロとアマの違いは?”一流のプロ(料理人に例えて)は毎回一定基準を超えた質の高い料理を出します。それに比べてアマは時にはとんでもなく美味しいものが本に沿って作れば出来るかもしれませんが、それを繰り返し一定のレベルでは出せない。ばらつき(variation)が大きい。そこがプロとアマの違いなのだといいます。
それが医師である我々の診断にも当てはまるであろうというのです。確かにいい例えだなと思います。
年数の経った医師とそうでない医師(当然年を経るだけではなく、実臨床をふんでいないとなりませんが)。研修医のほうがとんでもなくヒットする診断を思いつくこともありますが、逆に簡単な疾患をあえて難しく考えすぎてしまう、そういうばらつきもあると思います。カンファレンスでは良いことを言うのに、目の前に患者さんがいるとその冴えがみられない研修医もいます。我々はそのばらつきを減らすために、一つのやりかたとしてシステマチックなアプローチ(この順番でこのように患者問診をしなさいと、いうようなやりかた)が必要だと青柳先生は述べています。このような手法はアメリカの医学教育が得意だと思います。
ただこれだけではだめで、上級医になったらそれ以上のスキルが求められるといいます。確かに想定外のことばかり。これだけの人間のvariationがあれば病気、症状にも大層なvaritationがあります。これらにも慌てずに対応できるのがより洗練されたプロなのであり、それが経験なのだと思います。
また、ある先生と話しをしていたときに「プロとはcommonな状況だけでなく、想定外な状況・いかなる困難な状況に対しても答えをだす方法を考えて答えをだし、実行していくこと」だと言っていました。医療にも結び付く話だと思います。