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低悪性度リンパ腫の組織型転化(Histlogic transformation)

■Histologic transformation (HT)
低悪性度リンパ腫。この中には濾胞性リンパ腫、マルトーマなどが含まれるが、これは経過の中で悪性度の高いものに組織を変えてくることがある。これをhistologic transformation(HT)という。低悪性度リンパ腫は生存期間が5年~10年と長いため、長い経過中にはHTが37%前後起きるといわれている。

HTになりやすいのは進行している症例、grade3の濾胞性リンパ腫、FLIPIが高い症例などである。すべてのリンパ節や病変が一度にHTになるわけではないので、活動性のあるところをPETで検査して、そこを生検するほうが良い。濾胞性リンパ腫が急激に大きくなったときには、出来るだけ生検をするようにしている。

初期治療のメニューはHTに影響しないようである。アドリアマイシンが入っていてもいなくても変わりはないようである。transformした場合には、いきなりその腫瘍になった場合と比べて治療成績は良くない。よって自家移植が出来る症例では、出来るだけしたほうが良いという研究結果が出ている。またリツキサンの維持療法が濾胞性リンパ腫で時に行われているが、HTのリスクを下げることはないようである。臨床試験にはこの組織型が除外されてしまうことが多いので、正しいHTの治療成績が出にくいという。