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長期に患者さんをみていると・・・

私の外来には長期に診察させていただいている患者さんも多く、お付き合いが10年以上のかたもいる。私も同じように年齢を重ねているのだが、患者さんの中には徐々に認知症の傾向がでてくるかたも現れた。どうも我々血液内科医は認知症の方々を治療する機会、観察する機会が少ないため(抗がん剤治療をするという点では、ある程度理解出来る患者さんにすることも多い)、その管理は不得手である。でも逃げてばかりでもいられないと、先日開催された日本内科学会総会で認知症の本を複数買って読んでみることとした。それですぐに技術が上がるというわけでもないが、少しは診断や使用する薬剤のコツが掴めたらと思う。

ところがである。先日元気に治療を終えて数年経った患者さんが、ひょっこり来院された(しばらく外来に来ていなかった)。顔つき、身なりが変わっていてびっくりした。同じことを何度も繰り返して確認される姿は、私でも認知症の診断が容易だ。しかも患者さんは一人で来院された。認知症の進行には他の原因、つまり頭部に出血や水頭症、脳転移などの病変がないかどうか、また電解質異常、麻薬など薬剤が関係していないか確認をする必要がある。それらをみてもすべて正常であった。今後の生活指導などを考えていくことも臨床医には求められることである。さらにびっくりしたのが、まだ慣れた道は運転しているということであった・・・。ここからの話は次回に続けます。