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より品質の高い細胞治療が提供できるように

~検査部~

佐藤勉 検査技師
佐藤勉 検査技師

こんにちは、検査部の佐藤と申します。
超音波検査を中心に検査業務しておりますが、フローサイトメーターや再生医療業務にも携わっております。2014年には日本再生医療学会認定の臨床培養士、2015年には日本輸血・細胞治療学会認定の細胞治療認定管理師を取得し、より品質の高い細胞治療が提供できるように心がけております。

2013年より血液内科で末梢血幹細胞移植が始まり、当初からCD34陽性細胞数の測定や細胞保存処理・管理などの担当をしております。細胞の保存処理は採取した細胞をただ冷凍庫に入れて保存するのではなく、テクニックが必要です。そのまま細胞を保存してしまうと、浸透圧の影響でほとんどの細胞が死んでしまいます。そのため、できるだけ細胞が死なないように特殊な液体(CP-1)と一緒にして-80℃で保存します。また、この作業では細胞に細菌などに感染しないように無菌的に細胞処理をする必要があります。当院2Fには細胞調整センター(CPC)があり、ここで細胞処理をしています。このCPCの室内環境、使用機器などの定期的な点検も行い、常に品質の高い細胞を扱えるように努めております。

2016年3月までに27症例の末梢血幹細胞採取を行いましたが、全症例で無菌的に保存されていました。また、保存した細胞は80%以上が生きており、生着が大きく期待されます。
フローサイトメーターで測定するCD34陽性細胞数は細胞採取中に結果を出し、細胞採取終了の目安となっています。この迅速にCD34陽性細胞数を測定することで、細胞採取の時間短縮が期待されていると考えており、関連学会(日本造血細胞移植学会、日本輸血・細胞治療学会)で発表させていただきました。検査技師が検査業務だけでなく細胞治療・再生医療で活躍できることは、検査技師の業務の幅が広がり、より患者さんに近づけるのではないかと感じております。
現在は白血病診断分類ができる白血病タイピングを院内で測定する準備をしています。今後も最新情報を収集して、より多くの検査情報を迅速で精度の高いものになるように、常に心がけていきたいと考えております。