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熟して自然に落ちるのを待つ

リハビリは今でこそ”いかに入院早期に行うかが大切”といわれていますが、これはごく最近の傾向です。かつてはリハビリなんて麻痺になった人、整形外科、外傷患者さんのものと思われていた時代もありました。しかし脳卒中でも早期に集中的にリハビリを実施したほうが後遺症やねたきり防止につながることはわかっていますし、入院中の患者さんの活動性をいかに落とさず、そのままの元気さで退院にもっていけるか。高齢者入院では在院日数の鍵を握る大切な診療の一環です。当科で抗がん剤治療をされるかたでも、ひとたび熱がでたりして動けなくなれば筋力は低下してしまうので、治療開始と同時にリハビリのスタッフには介入してもらっています。また患者さんはリハビリ中にポロリと気持ちを話されたりするのです。

さて、まだリハビリがそれほど必要とされていなかった時代からリハビリ一筋で、その必要性を実践し国にも訴えてきたリハビリ医の草分け的存在の石川誠さん。長嶋茂雄監督もリハビリに入院されたという都心の初台リハビリテーション病院の経営をされていたかたです。リハビリがまだそれほど広くに認められていなかったときからリハビリ医として日本でその重要性を示し実践されてこられ、かつ国に対しても数字で実績を示し、回復期リハビリテーションの診療報酬を訴えてこられたそうです。そのかたの日経ビジネスの有訓無訓に書いていた言葉がとてもよかったので紹介します。

<新たな試みを始める際に大事なのは、あせらず待つこと。熟して自然に落ちるのを待つ>。正しい種をまいているとの自負があれば気長に待てるし、奇人扱いも笑い飛ばせます。

あせらず気長に正しいことの努力継続する。そして熟すのを待つ心のゆとり。自分に言われているような気がして、すっと腹に落ちた言葉でした。