湘南鎌倉総合病院
  • 湘南鎌倉総合病院ホーム
  • 湘南鎌倉総合病院アクセス
  • 湘南鎌倉総合病院お問い合わせ
  • 湘南鎌倉総合病院プライバシーポリシー

ブログ

人を助けるという幸福は独り占めにしてはならない

曽野綾子氏が中心になって行ってきた海外邦人宣教者活動援助後援会というNGO組織の活動が25年を迎えたということで書かれた活動記録<神さま、それをお望みですか>を読んだ。もう17年前に出版されたものである。韓国にあるらい病の村の医療施設の支援に始まり、マダガスカルの乳児にミルクを送る仕事、アフリカの様々な教育支援、南米にフィリピンと世界中の国に医療支援、教育支援をしている活動内容を持続させ、企業のサポートなしで寄付により運営。誠実に支援内容を吟味しながら自立を促し、それが正しく使われているかまで確認するという地に足のついた確実な仕事に感動した。我々の医療が無駄だとはいわないが、そこに出てくる現実をみると人間の命には世界で差があることをまざまざと感じさせられる。この状況は20年前と今とほとんど変わっていないだろう。難民が増えているからもっと悲惨かもしれない。今の高度で、時に過剰に行われている医療に対して疑問を感じたときに読むのに良い本だと思う。
 最後にこの本の中で曽野氏も何度か引用されていた韓国の李牧師の言葉を紹介します。<人を助けるというような良いことは、一人の人が独り占めにしてはいけない。多くの人にそのチャンスを分けてあげるようにしてください。>その気持ちで行動する人が増えたら、人はすぐ手の届く身の回りにある幸福をもっと感じられるのではないかと思います。