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ビスフォスフォネートによる耳の骨の障害

ビスフォスフォネート系薬は骨粗しょう症や骨の転移、多発性骨髄腫の骨関連事象の予防に用いられている薬剤で、我々の領域では骨髄腫で骨痛のある患者さんに月に1回程度点滴をしているゾメタがこれにあたる。

この薬剤の合併症として特徴的なものとして顎骨壊死がよく知られており、歯科治療をする際には薬剤を止めるなど注意が必要である。この合併症はあまりにも有名で、治療医も歯科医もビスフォスフォネート治療患者には注意を払っている。
ところが新に外耳道の骨壊死も起きるとして今年1月、FDAが副作用として注意喚起文書を出している。1万人に1例未満と稀で日本国内では発生例はないそうであるが、ビスフォスフォネートを使用している患者で慢性の耳感染症など耳の症状を呈している場合、あるいは真珠腫が疑われる場合には外耳道骨壊死の可能性を考慮すべきであるとのこと。ビスフォスフォネート系薬による治療中に生じた耳痛、耳漏、耳感染症は耳鼻咽喉科にかけて注意深く観察したほうが良いとMRさんが情報をくれた。