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リハビリテーション科より~その2~

今回は入院期間中に行っている運動について書かせて頂きます。
皆様は化学療法(抗がん剤)、放射線療法中・後の「運動療法」はどのような効果があるのかご存知でしょうか。報告では運動機能(筋力、持久力)、ADL(日常生活動作)、QOL(生活の質)に改善を認め、科学的にも強く勧めると言われています。もちろん、人によって副作用などで身体を動かすことができないこともあるため、その方に合った方法で練習メニューを考えています。
一般的に推奨されている運動としては、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることが良いとされています。当院においてもリハビリスタッフは、可能な方に対して入院期間中この二つの運動を主に行っています。
①有酸素運動
有酸素運動とは、全身運動で5分以上継続する運動であり、疲労して継続不可能にならないといった定義があります。当院では『歩行』や『コンパクト自転車』を用いて実施しています。お一人で歩ける方は自主トレーニングとして、歩きに不安のある方はスタッフが付き添いながら行います。コンパクト自転車とは、椅子に腰掛けた状態で自転車のように漕ぐことができ、下肢に痛みがある方でも容易に行う事ができます。

② 筋力トレーニング
筋力トレーニングは特に下半身(下肢)の筋肉を鍛える事が推奨されています。代表的なものとして下肢全体の強化を目的としたスクワット、ベッド上でも行えるようなトレーニングを指導することが多いです。行うにあたり、痛みなど色々な症状をお持ちの方もいるため、負担がかからないように工夫しながら実施をしています。

これらの運動はただ行えば良いのではなく、運動の負荷、回数、時間、期間がその方に合っているのかどうかが重要になります。特に注意すべきは運動の期間です。入院で治療をされている方は概ね2〜3週間程度で退院されることが多いと思われます。しかし、運動の効果を得たものでは6〜12週の間練習を継続したという報告が多いのです。よって病院内でだけでの練習ではなく、自宅生活または再度入院されても継続して練習を行うがことが必要となってきます。
次回は上記のような運動が『困難な方』に対して、どのよう方法で生活を維持するか書かせて頂きたいと思います。                     リハビリテーション科 奥田耕司