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ホジキンリンパ腫と心血管系の病気

若いときにホジキンリンパ腫になって治療をうけ生き抜いた人では一般人に比べ心血管系の病気にかかるリスクが高くなる。そんな報告がだされた。(Lancet Oncology July25)

350人のホジキンリンパ腫の治療を終えて12年以上たつ人と、それと対照になる年齢、性別の人を比較して調べたところ、50歳までに重い心血管系の病気にかかった人はホジキンリンパ腫46%に対してそうでない人16%と大きく差がでた。治療はもう10年以上前である人達のため、放射線治療は90%の人がうけていて、36%が心毒性のあるアンソラサイクリン系の薬剤を投与されていた。放射線治療の量が多いほうがよりその頻度が高かった。放射線治療(特に胸部)+抗がん剤治療が心臓にダメージを与える。とはいえホジキンはしっかり治療をすれば治癒が望める病気であり、しっかり治療をして疾患を治すことが大切だ。最近ではステージの低い人には治療サイクルを減らしたり、放射線機械の進歩により、より照射野を減らすことがなされている。しかしホジキンリンパ腫は2次発がんの問題もある。治療を終えた患者さんにもますますこの心血管系の問題とともに長期的なフォローが必要であろう。患者さんもそのような治療を受けた人では高脂血症や糖尿病、肥満に留意することが大切であろう。