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免疫チェックポイント阻害剤講義が開かれました。

免疫チェック阻害剤は様々ながんに治療効果が期待される今話題の薬剤です。オプジーボという名前で知られています。すでに悪性黒色腫の治療を変えたとされていますし、高額という点でもメデイアにとりあげられている薬剤です。これまで免疫療法というとうさんくさい感じがいなめなかった点はありますが、まさにこの薬剤は、本来がんでおきてしまっている免疫のブレーキを取り外し、自らのT細胞を活性化させてがんをたたくというものです。はじめは悪性黒色腫にはじまり、肺がん、さらにはわれらの領域であるホジキンリンパ腫、泌尿器科系のがん などにも適応はひろがっていきます。このようなメカニズムの薬剤は、免疫を理解するところから始めなくてはなりません。そこでこの薬剤の理解を深めるための講義を、国立がんセンターの北野滋久先生をお呼びして、外部の先生、薬剤師の方々にも案内し院内で講演会を行いました。院内からも多くのスタッフが参加してくれ、70名を超える人たちが講演をききました。初めてきくにはやや難しかったという意見もありましたが有意義な時間でした。胆管系のがんにはややききにくいこと、将来抗がん剤にとってかわる治療になるかといえばそうとはいえないがまだまだ様々なこの分子に関係する抗体が創薬され700以上の臨床試験がすすんでいるということ。がんの第4の治療(抗がん剤、放射線、手術に加え手という意味で)になっていくのは間違いなく、ただ全身に免疫反応をおこすため思わぬところに炎症や自己免疫のような反応が副作用としてみられることがあるといいます。これらは薬剤使用中にもおきるし、その後もおきることがあり、これを扱う医師のみならずすべての医療系の人たちが、これが使用されるにつれ新しい副作用として増えるであろうこれらの症状に対して薬剤が関係するのだという知識をもつ必要があると思われます。急激な糖尿病、下垂体不全、甲状腺機能低下、重症筋無力症などなど副作用は本当にどこにどんな人に現れるかまだわかっていないそうです。チーム医療が求められますと先生は最後にいっておられました。成功裏に終わり、準備をしてきた私としてはほっとしました。