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日本医療安全学会学術総会 in 東大

日本医療安全学会第3回学術総会が東京大学の本郷キャンパスで開催された。当院の医療安全管理室の代表として勤めてきたこの5年間、医師のインシデントレポート(問題があったときに報告するもの)の件数増加にどのように取り組んできたかを発表した。
医師のインシデントレポート(ニアミスや医療事故)は重大なものを含むことが多く、病院で早期に対応しなくてはならないことも多いが、このようなレポートを書きたがらないのも医師である。これを増加させることでみえないアクシデント、問題点を早期に見つけることを目標として取り組んできた。
私がこの業務についたころの2011、2012年は医師のレポート提出率は全体の件数の1.5%前後であった(看護師さんやほかの業種の人が多くかいていた)。しかしその後医師への啓蒙活動や診療部長会議、医局会での報告を行い、外科系の医師達にはレポートを書く基準を自分たちで決めてもらったり。死亡事例、ICU症例などをこちらからレビューすることで重篤な合併症を早期に見つけたり・・・。
そんな活動をしてきて最近では医師のレポート提出率は7~8%に増えている。この活動を来年はもう少し内科系に広めていこうと考えている。合併症なのかインシデントなのかを判断することはしばしば難しいことがあるが、すべて合併症としてしまうと、問題にされてきた群馬大学や千葉県立がんセンターの症例と同じようなことになりかねない。報告して小さいうちに危機対応を考える文化、それを醸成することが大切である。
それにしても歴史ある東京大学の教室に入れて壇上に立てて。ちょっと良い気持ちでした。