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骨髄腫の治療 VRD単独と VRD+自家移植

多発性骨髄腫の診断後すぐの治療メニューとしては、元気であれば初めはベルケイドを用いた治療、高齢者で元気がなければレブラミドを用いた内服治療という感じで選択されることが多い。初回治療では3剤のほうがより効果が高いとされる。その中でもVRD(ベルケイド、レブラミド、デキサメサゾン)は強力な治療であるし、有効でもある。
その治療だけでいくのが良いか、自家移植を組み込んだほうが良いのかという研究成果がNEJM(The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE/ニューイングランド ジャーナル オブ メデイシン 有名な医学雑誌)に発表された。
700例という大規模な研究。1つの群は3回RVDをやり引き続きRVD5回追加してレブラミド1年維持療法。もう1群はRVDを3回やり高用量メルファランと自家移植をやる、さらに2回のRVDをやり1年間のレブラミド維持。その結果、無増悪生存期間(再発しないで生きている期間)の中央値は移植群のほうがRVD療法単独群よりも有意に長かった(50 ヵ月 対 36 ヵ月,P<0.001)。また完全寛解率も移植群のほうがRVD療法単独群よりも高かった(59% 対 48%,P=0.03)。以上から、良い薬剤が出て成績が上がっても自家移植が出来る場合には行ったほうが治療成績が良いことが示された。