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ブログ

ニュース・イベント
2017/3/21
研修医ブログ更新いたしました。
2017/3/17
季節の花だより更新いたしました(血液内科フォトギャラリー内)。
2015/10/2
富士フィルムRIファーマ株式会社【ゼヴァリンによるRI標識抗体療法についての医療関係者用サイト】に当施設が掲載されました。
2014/6/30
開業医の先生、一般病院の先生方向けにお問い合わせフォームを設置させていただきました。
お気軽にご相談ください。
2012/12/27
日本血液学会認定血液研修施設を取得いたしました。
江里ブログ

2017年

4月

20日

iPS細胞で輸血は可能になるのか?

輸血を外来でしている患者さんが当科は多いのだが、まだ神奈川県は供給に関して恵まれている。それでも緊急の時には手に入らないこともあるし、今後献血者はますます減るのでは、とも言われている。iPSからの血液細胞産生はどうなんですか?という質問を受けたが、ちょうど内科学会雑誌に京都大学の杉本直志先生が書かれた文章があったので紹介します(日本内科学会雑誌 106巻 第4号 843-849,2017)。
血小板を輸血量まで産生させるには大量な製造技術が必要であるということだが、それが莫大な手間がかかり実現されていなかった。しかし杉本先生のグループではヒトiPS細胞から不死化巨核球株を作成し、それにcMYC.BMI1遺伝子、次にBCL-XLを発現させることで自己複製能を獲得し増殖するようになった。それを凍結保存して必要時に解凍し、培養すれば短い期間で血小板が製造できる。またこれだけではダメで、巨核球が成熟して血小板を産生してくれなくてはならない。そのために薬剤を投入することで、良質な血小板が生体ほどではないが産生されるようになっているという。さらに産生された血小板が止血のために必要な分子を出していなくてはならず(CD42b)、それらの機能を維持させることも実現に近づいてきているようである。
また、こういう製剤は輸血しても血小板が上がらない輸血不応症に対しても期待されている。血小板輸血については実現に向けてだいぶ進んでいるようであるが、赤血球は輸血のために必要とされる赤血球数がさらに多く必要であり、赤血球産生の最終段階である脱核が難しいようで、実現にはまだまだのようである。

研修医ブログ

2017年

3月

21日

2017年2月ローテートした小野です。

小野亮平Dr
小野亮平Dr

初期研修医1年目の小野亮平です。内科研修の1ヶ月間を血液内科でローテート研修させていただきました。
血液内科として過ごした1ヶ月間、客観的に血液内科の先生方の診療を見させて頂いての感想を述べさせて頂きたいと思います。

僕自身は現時点で内科志望でありますが、この1年間で内科のみならず色々な科を回りたくさんの患者さんと接する機会がありました。
その中でも背景疾患として血液系の疾患を有する方も多く、そのマネジメントや評価に難渋することもあったことが正直なところです。
この1か月を通じて血液内科の”疾患”を学ぶことよりも、血液内科としてのアセスメント方法や予測医療としての側面を学べたことが僕自身は一番勉強になりました。
血球が減少している方、DICの方、FNの発熱など教科書で勉強するよりも実際に患者さんを目にして遥かに重症であり、対応に慎重を要することが何度もありました。
そのような事態に備えて、事前策として様々な予防を施す医療を実践しており、個々人に対してpersonalized and predictivemedicineを施している面が印象的です。                      <次へ>

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医者の不養生

2017年

1月

10日

白血球をあげる食事

オッソ・ブッコ
オッソ・ブッコ

「白血球をあげる食事はありませんか?」「血小板をあげる食事はありませんか?」
   血液内科の患者さんの中には、免疫力を担当する白血球が少なくなったり、血の色の元になっている赤血球が足りなくなる方が多い。
 外来で、よく受ける質問が食事の質問だ。日々の食事の中で滋養を養い、病を少しでもよくしたいという患者さんやご家族の心情が伝わってきて切ないのだが、残念ながら今のところポパイのほうれん草は見つかっていない。
 よく貧血にはレバーがいい、鉄分がいいと言われるが、貧血にもいろいろな種類があり、鉄分は足りているのに赤血球が増えないといったタイプもあるため、一概に言えないこともある。

 しかし古今東西、この私たちの悩みの種となっている血液の製造工場=骨髄そのものを食べる料理はたくさん存在する。
 イタリアではオッソ・ブッコという子牛の骨付き肉を骨髄ごと煮込む伝統的な料理があるし、フランスでは ロス・ア・モアルという、牛の骨髄をそのままオーブンで焼いて食べる料理もある。昔の貴族はカニの身をすくってすくうスプーンよろしく骨髄スプーンを持っていたそうだし、アメリカ料理の母とも言えるマーサスチュワートも骨髄スプーンご愛用と聞く。                        

 日本でいうなら、一番なじみが深いのは「豚骨スープ」だろう。豚の骨の骨髄を煮だしたスープで、白濁しているのは溶けだした脂肪分とコラーゲンが乳化して溶けあっているためだ。脂肪分、タンパク質、ビタミンやカルシウムを豊富に含んだ栄養価の高いスープである。
 沖縄では、沖縄そばの出汁を取った後の豚の骨を、さらに煮込んで「骨汁」として食する。文字通り骨髄の滋養を「骨の髄まで」味わっているのだ。沖縄がかつて長寿の国だった一因ももしかしたら骨髄かも?

 鎌倉在住の料理家辰巳達子さんが紹介しているように、スープは食欲、咀嚼機能、消化機能が衰えた方でも召し上がれる。四季折々の食材に含まれる魚介、野菜、豆、穀類などに含まれるミネラルやたんぱく質やアミノ酸が熱によって溶けだし、単純なカロリー計算では測定できない雑多な滋養が含まれる。鼻腔に届く芳香も食欲をそそる。
家庭で手軽に「骨髄」を味わうなら、手羽先や骨付き肉の鍋などだろうか。
 通院帰りに駅前で豚骨ラーメンをすするもよし、ご家庭で骨付き鶏の水炊き鍋を囲むもよし、骨髄料理を満喫するのもまた一興である。

今年も一年間、健康で無理なく過ごせるよい年になりますように。

スタッフブログ

2016年

9月

21日

リハビリテーション科より~その3~

今回は実際に患者様のご家族から頂いた質問に対してお答えします。緩和的治療を受けながら在宅で生活されている患者様に対して、何とか立ち上がりや立位が維持できるようにしたいとお話がありました。

実際のところ、在宅で生活されている患者様は病気の進行などによる様々な症状があります。その中でも食事摂取量が低下してしまうことが多いです。身体の中に栄養がない状態で、過剰なトレーニングを行うと却って筋力低下を起こす可能性もあります。

このような状況で立ち上がりや立位をどのように維持するかですが、介護者も行えるいくつかの方法を説明します。
上記のような患者様はベッド上で過ごすことが多く、下肢を曲げた安楽な姿勢で過ごすことが多いです。立つことを考える場合、下肢が曲がったままになってしまうとそれを保持するためにより強力な筋力が求められます。そのため最低限の関節可動域、筋力の維持が必要と考えます。

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臨床心理士ブログ

2017年

4月

22日

「異常」気象~補足~ わからないということ

 更新が滞ったまま新年度に入ってしまいましたが、またできるだけ更新を重ねていければと考えますので、ご興味ある方には参照いただければと思います。
 今回は、前回までの中で補足しなければならない点がありましたので、簡単にお伝えできればと思います。
 
 それは、<「わからないこと」が決して怖がるだけの対象ではないこと> についてです。

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新しい文献

2016年

5月

27日

AML(急性骨髄性白血病)の病態生理

雑誌名

臨床血液 Vol.57(2016)No.2 p.118-128      東京大学医科学研究所 先端医療研究センター 合山 進 先生

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血液疾患勉強ノート

スライドバンク