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最強柔道家 山下泰裕氏の新刊

哲学の道 京都
哲学の道 京都

 子供のころ、いつも山下泰裕氏の柔道は安心してみていたような気がする。さすがにロス五輪の時には怪我しながらだったからひやひやしながらテレビにしがみついてみていたが。その後指導する立場になられ、どのように活躍されているかはあまり知らなかったが、今回新潮新書より”背負い続ける力”と題してこれまでの引退後も含めた活動が書かれた書が出版されたので読んでみた。

 柔道の世界にも政治的なことがいろいろあることもわかった。しかし彼が選手、指導者、理事とそれぞれのステージでそれぞれの活動を本当に懸命に行っている姿に感動した。そして彼はこれからまた第4、第5、第6のステージをすすんでいこうと宣言しているところがすごい。柔道を通した教育、柔道を通じた国際交流をさらに発展させていこうという。最初から活躍する舞台が違うと思いながらも、自分はこれからの人生をどう設計していきたいのか、問いかけられた気がする。

 

 はじめにの章からの、心に残る文章(帯にも記されていましたが)を引用させていただきます。

 人間は<自分のため>だけを考えている時には、大した力を発揮できない。家族のため、恩師のため、日本のためと、自分よりも大きなものを背負っているときこそ、ずっと大きな力が出せる。古来<情けは人の為ならず>と言うが、自分以外のもののために戦い続けていると、結果的に人が自分を助けてくれるようになるし、自分も成長し、ひとりではなしえなかったような大きな果実を手にする機会も巡ってくる。(山下泰裕)

 この言葉を励みに仕事にがんばろうと思った。そして今の自分の仕事は<自分のため>だけを考えていないか、もっと大きなものを背負っているか自問自答してみた。患者のためというのは簡単で誰もがいうのだが、本当に心からそう思って行動しているか。自分の都合が優先していることもある昨今である。反省反省。