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腫瘍崩壊症候群とフルダラビンの勉強会

今週は勉強会オンパレード。出来るだけ時間を作って行くようにしているのは、一人で血液内科をしていると井の中の蛙になって、新しい知識から取り残されてしまうことがないようにするためでもあります。さて、発売後もう2年以上経っているという『ラスリテック』という薬剤の勉強会でした。またフルダラビンと低悪性度のリンパ腫についての講義もありました。

ラスリテックは特に腫瘍細胞の増殖度の速い、LDHの上昇や尿酸値がもともと高くなっているような患者さん(特に血液系の疾患の場合が多いのですが)のような場合に、4時間という非常に短い時間で尿酸を下げることにより治療に伴って起きてくる腫瘍崩壊症候群を予防出来る、という画期的な薬です。高額な薬剤であり誰にでも使用すべきというわけではありませんが、これまでも透析の準備をしながら治療を行った患者さんたちに使ってみたい薬剤です。

またフルダラビンは慢性リンパ性白血病に使用することが多く、どうも日和見感染の率が高くて低悪性度リンパ腫には好んで使用していませんが、比較的若い方であれば再発時にはリツキサンと併用して使用することも一つの選択肢と考えていこうと思いました。ただ2次発癌がフルダラビンにあるとは知りませんでした。またCD4の回復が1年以上も遅れるという点はベンダムスチンと似ている、と思いました。