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コミュニケーション(4)~話すこと~

 1か月ぶりの更新となりました。待っていてくれた人がいるのか、いないのかはわかりませんが、待ってくれている人がいるということを想像して、気分良く「続き」を綴っていこうと思います。
 今回は「話すこと」についてです。

 前回は「聞くこと」は「何を聞くのか」ということによって、左右されそれが相手の理解につながっていくことを
みてきました。そして「聞くこと」は「話すこと」によって補われます。

 「話すこと」には、「自身が物事をどうみているのか、どう感じているのか」という「感覚」と「理解」が重要になります。つまり、「何を伝えるか」や「何を伝えたいのか」を決断するには、自身が「感じていること」や「考えていること」を自分自身で理解することが大事になるということです。

 例えば、「夕暮れの太陽」を見て、「さみしい」と感じるか、「綺麗」と感じるかで、相手に伝わる自身の見ている世界とその意味づけは変わっていきます。それを聞いた相手が「同意するのか、別の観点で答えるのか」によって、2人の見ている世界は更に変化します。それに答える内容でまた、2人の世界は変わっていきます。
 したがって、「何を聞くか」「何を伝えるか」=「やり取り」によって体験する世界が変化していくと言えるかもしれません。つまり、「聞くこと」と「話すこと」が相補的に作用することによって、「現実」をどう捉えるかかが変わっていくといえるでしょうか。

 これを難しい言葉では「間主観」(自己心理学の概念です。)とか、「外在化」「客体化」「内在化」のプロセスといいます。(社会心理学の「社会構成主義(ナラティブ・セラピー)」の理論的枠組みになりますので、興味のあるかたは調べてみて下さい)

 私が「ブログの更新を待っていてくれている人がいる」と考えていることで、「待ってくれている人達」がいる世界も築けます。もちろん、それは自意識過剰なこともあるわけで、実際を確認していくことが重要になるわけですが・・・

 そのためには、「言葉にすること」。それが「自分を確認すること」や「相手と世界を築くこと」につながっています。

 「相手と世界を築くこと」=コミュニケーション。 どの視点の切り口でも、最後はこの流れに戻って来るようです。

                                                        つづく