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共生 co-living

芙蓉の花です。夏の暑い最中からまだピンクの美しい花を見せてくれています。
さて今日は”共生”というテーマでお話ししたいと思います。

私は10年以上この地域で同じ病院で血液の医師として働いていますが、最近思うのは80歳代の悪性リンパ腫の多いこと。特に80歳後半の人が多いのですが、みなさんお元気です。量を加減すれば治療を行うことは出来ます。しかし通常行われるサイクル数(回数)を行うのは無理ですし、「あともう1回」と思って欲をかくと大きな感染症で寝たきりにしてしまう。病気は生活できるレベルで治療してこそ意味があります。この匙加減がますます難しくなっています。心不全がなくても急に不整脈が出てくることもありますし、急に足腰が弱くなる患者さんもいます。私は患者さんには「病気と上手く共生しましょうね。それが出来るように治療します。」と話しています。リンパ腫はよく再発します。高齢になって、また出てきてしまった時、患者さんの落ち込みも当然あることでしょう。でも元気なら調整のための化学療法を少しして、また元気になれる可能性もあります。とことん治すのはなく、キーワードは”共生”です。その時例に出すのが、糖尿病、高血圧です。インスリンも降圧剤もコントロールするために内服するわけであって、完治しているわけではありませんよねって。だから悪性腫瘍とも共生できることもありますのでその方法を探りましょう、と。

でも若い人には出来る状態ならとことん強い治療を勧めますが。