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NHKスペシャル  アイスマン

NHKスペシャルで『完全解凍アイスマン!』が放映された。
3/24放送分だが、見落としてしまったのでNHKオンデマンドでみた。世界最古の冷凍ミイラアイスマンが初めて完全解凍され、徹底的に調べられることとなりそれをレポートしたものである。
アイスマンは、1991年にイタリア・オーストリア国境付近にあるアルプスの氷河から奇跡的な保存状態で発見されたミイラ。たまたま雪が少なかった時に、登山ルートをはずれて歩いていた夫婦が発見したそうだ。その身体は人類にとって至宝とも言うべき、5千年前の人体、着衣、道具類が氷漬けになって保存されていたため、文字の無かった当時の暮らしぶりや文化、風習などを知る極めて重要な手がかりが詰まっていた。
 発見以来20年間、厳重に冷凍保存されてきたアイスマンを解凍するという画期的な調査が遂に始まったというが、なぜこれまで行われていなかったのか。これまでは技術的に安全な解凍が難しかったそうである。現代の技術を駆使して行われた解剖、分析はとてもおもしろかった。脳や内臓、骨、血管など149点ものサンプルを採取、その後再び冷凍された。そして世界中の研究者による分析がなされた。<次へ>

 まず胃の中にあった食べ物がたくさん残っていて、そこから当時人は動物性タンパクも植物も食べていたこと。またハーブのようなものも食べていたようである。
 それから体に入れ墨が残されており、現代の鍼灸治療で使われるツボに一致していたこと。これが中国文明が栄えはじめる(4千年前)よりもさらに前から、しかもアルプスの中で確認されたこと。CTにて腰椎すべり症があり、それを治療していたのではないかという推測がされていた。
 そして体には槍の先が刺さっていたこと。それにより石器文化が考えられていた、更に1千年以上も前に使用されていたことが明らかになったという大きな発見がされた。
それにしても5千年前から色々なものを食べ、薬草のようなものも食べていた推定49歳くらいの体、ツボを思わせるような治療をしていたなんて、人間の進化・技術の進歩は本当は大したことないのであろうか。新しいことばかりではなく古きに答えを探せ、と言われているような気がします。