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鳥インフルエンザH7N9型について

中国国家衛生計画出産委員会は3月31日、上海市の男性2人と安徽省の女性が鳥インフルエンザに感染し、男性2人が死亡したと発表しました。女性も危篤状態となり、病院で治療を受けています。その後も拡大の様相をみせ、6人の死者が出ています。このウイルスによる中国国内の死者は6人、感染者は18人となっています。
感染ルートは不明で、彼らと接触した人を調べても異常は見つかっておらず、感染力など詳しく調べていますが、外務省は3日、上海周辺の滞在者や渡航予定者に注意を呼び掛けています。
H7N9型のウイルスはもともと野鳥が保有している弱毒性のウイルスとされ、鶏などの家禽(かきん)が感染しても死亡率は低いと言われています。一般的にヒトが感染するのは感染した鳥や排泄物、動物の死体、臓器などに濃厚接触することによって感染します。日本で発症した人は確認されていません。

鳥インフルエンザウイルスのタイプ

インフルエンザにはタンパク質の突起があります。
突起はH(ヘマグルチニン 16種類)とN(ノイラミニダーゼ 9種類)の2種類あり、HとNの組み合わせで計144種類のタイプに分けられます。
鳥インフルエンザウイルスでヒトでの感染拡大が最も心配されるのは強毒性のH5N1。WHO(世界保健機関)によると2003年以降、今年3月12日までにエジプトや中国など15か国で622人の感染が確認され、うち371人が死亡しています。
2009年に豚のウイルスからヒトに大流行した新型インフルエンザはH1N1型。
今回のH7N9型インフルエンザ、現在は人から人への感染は確認されていませんが、国立感染症研究所が中国から提供を受けて遺伝子情報を解析したところ、今回のウイルスが従来のH7N9型に比べて遺伝子が人に感染しやすく変異していることが分かったそうです。

鳥インフルエンザに感染しないために

感染しないためには野鳥からの感染防止が大切です。野生の鳥はインフルエンザウイルス以外にも人に病気を起こす病原体を持っている可能性があります。
①衰弱または死亡した野鳥、その排泄物を見つけた場合は直接触れないこと。もし触れた場合は速やかに手洗いやうがいをすること。
②特に幼い子供は興味から鳥に近づくことがありますので、まわりの大人が注意しましょう。
③海外、特に鳥インフルエンザが流行している地域に行く場合、不用意に鳥類に近寄ったり触ったりしないようにしましょう。特に家禽が飼育されている場所、生きた鳥を販売している場所や食用に鳥を解体している場所に入らないようにして下さい。積極的に手洗いやうがいを行いましょう。
④十分に加熱された鶏肉、卵などを食べるようにしましょう。
⑤中国から帰国した人で発熱や咳などでインフルエンザが疑われるときは医療機関を受診し、中国に滞在していたことを申告して下さい。