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日本内科学会総会 in TOKYO

今年の日本内科学会総会は東京フォーラムにて開催されました。幹細胞、再生医療が一つの大きなテーマになっていました。残念ながら時間調整がつかず、それらの講義には行かれませんでしたが、本日の”死因究明”をテーマにしたパネルデイスカッションを聴きに行きました。
今日、病院には心臓が停止して運ばれてくる方もたくさんいますし、また病棟で予測されない急変も稀ではありません。「入院」は以前より重症者がするようになっています(元気な人は外来で治療です)。また高齢者が多く、その病気だけではなく複数の疾患を持っていて病態が複雑にからみあっていること、さらにそのような方でも積極的に治療をするようになっていることなどが、患者管理を難しくしています。昔より病院における医療行為のリスクに対する認識は高まっているにも関わらず、様々な急変が当院でも起きています。
 医学界では死因究明に関して2005年から行われてきた<診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業>、日本内科学会が中心となってシステム作りが行われきました。それには多くのお金、人材が必要なことが分かり、また反対もあり法案化はされていません。その経緯、結果がレビューでき、今、死因究明がどの方向に向かっているのかの知識がアップデート出来ました。結局、死因究明においては評価する第3者機関が設立されるところまでは合意に至りそうであること、それは医学界で自主運営していくことが望まれること、その機関が警察へ情報提供することはないように持っていく方向性のようです。そしてもっと院内での事故調査委員会を活用し、そこで判断されるようにしていくようにしたい、とパネリストの先生は言っておりました。
死因が不明な場合には解剖をお願いしたり死後画像を撮らせていただいたりして、そこから学ばせていただくことも多いです。しかし臨床医も忙しいので、すべての症例でそれをしていたら時間がいくらあっても足りません。それよりは目の前の患者さんを救うほうにマンパワーを割かなくてはならないのも事実。今後どうなっていくのか静かに見守ろうと思います。医療安全の業務をしている身としては、これがどのようになっていくのかアンテナを張っておかねばなりません。