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TPPと食の安全

TPP交渉が7月にも始まるという。何か隠れた交渉事のような感じがして、国益が損なわれずに日本は外交でがんばれるのか心配です。あるテレビ番組でTPPによる食の安全に対する問題が紹介されていました。米国に関してだけいえば、米国で認められている添加物の数は日本よりも多く(だからあの毒々しい色のキャンデイーやグミみたいのがあるのかなー)、TPPにより日本で使用されていない食品添加物を認めざるをえなくなる可能性があそうです。また、輸出のために行われるポストハーベスト農薬では日本では認めていない防かび剤、防虫剤があり、それらも認めることになるかもしれない。それでメデイアなどで取り上げられているのでしょう。しかし、過去にも政治的に日本が認めざるを得なくなっているケースがいくつかあります。ちょうど渡辺雄二氏が書いた<体を壊す10大添加物>という本を読んでいて、まさにこの中に出てきた話が今回のTPPとまったく同じようなストーリーになりそうなことが出ているのです。<次へ>

 添加物の規制緩和の一つはこの本の中に紹介されていますが、1970年代にオレンジやグレープフルーツにつく防かび剤のOPPが発がん性はあるものの、政治的判断で認可された経緯があります。これらOPPや別の防かび剤TBZは、皮だけではなく果肉からも残留農薬として検出されることがあるそう。私はアメリカ産のオレンジが好きですが、そればかり食べるのは考えたほうが良さそう。
この本の中で紹介されている他に問題のあるもの。カロリーオフの合成甘味料(動物実験でアステルパームという物質は脳腫瘍をおこしたり、白血病、リンパ腫が増加するというデータがあり)、ワインに入っている酸化防止剤は亜硫酸塩で、頭痛を引き起こす(たしかに飲みすぎでもないのに強い頭痛がしたことがある!!)。また亜硫酸塩は最近流行りのドライフルーツにも多く使われているそうです。また、栄養ドリンクに入っている安息香酸NaはVitCと反応してベンゼンに変化。実はベンゼンは白血病を起こす可能性があるというもの。
これを読んでスーパーに行ったら、すべての品物をひっくり返したくなってしまった・・・。本当に添加物”完全なし”だと食べるものがなくなってしまう。すごーく健康に気遣っている人は、これらも食べないのでしょうか。私は何年も医者の不養生で、平気で楽ちんなものばかり食べてきた気がして、やや恐ろしくなってしまいました。でも食を少し考える良いきっかけになりました。また、私たちが苦心するよく分からない蕁麻疹(じんましん)や不定愁訴として来院される方の中に、これらが原因となってアレルギー反応が出ている可能性もあるのだろう、とふと考えました。