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ITPとCLLの勉強会にいきました。

東京でITPとCLLの勉強会がありましたのでそれに参加してきました。

ITPは自己免疫により血小板減少がみられる疾患で、ステロイドを中心とした治療がなされますが、1/3は効果があってもステロイド減量にて悪化したり、また治療に難渋する症例も認められます。しかしレボレードというトロンボポエチン受容体作動薬が発売されて、血小板が低くて手術が出来なかったり、出血に悩まされていた人々が恩恵を受けています。当院でもその薬剤を使用していますが、現時点での副作用や各病院でのITPに対しての比較などがなされました。この薬剤での副作用としては(1)血栓症は少ないものの、もともと血栓症の既往があったり、また癌がある人、膠原病がある人では注意が必要であること(2)長期的にみて現時点では骨髄線維症(巨核球が刺激されることで骨髄線維化がおきることがある。)が重度に起きてくることはないこと(3)ただし骨髄異形成症候群などの血小板が減少する他の疾患に対して使用するのはまだ研究的であり、芽球が多い疾患ではそれらを増やす可能性があることなどが確認されました。

またCLL(慢性リンパ性白血病)に対して今回新しく承認されたCD20に対する新しい抗体薬。CD20というタンパクに結合する薬剤としてはリツキサンが悪性リンパ腫の治療にも使用され有名ですが、リツキサンとは結合する部位が違うためにリツキサンに耐性であっても効果が期待出来るよう。日本はCLLという疾患が少ないので、これが悪性リンパ腫に早く利用出来るようにならないかと期待しています。