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セレウス菌の院内感染

国立がんセンターでセレウス菌による院内感染ならびに死亡者がでたとのニュース報道されました。おしぼりが原因だと判明したとのこと。

セレウス菌は土壌・水・ほこり等自然環境に広く分布し、農作物等を濃厚に汚染しています。
食品中で増殖するとエンテロトキシンをはじめ、いくつかの異なる毒素を作ります。この毒素の違いにより「下痢型」と「おう吐型」の2つのタイプの食中毒に分類されます。日本では後者の「おう吐型」が殆どで、米飯、焼き飯(チャーハン、ピラフ)によるものが圧倒的に多く、全体の73%を占めています。
また食品中では芽胞を作って生存するため熱に抵抗性があり、100℃で27~31分間(米飯中では22~36分)の加熱を必要とします。これではなかなか死なないですよね。

当院ではだいぶ前からこのようなことがあるという他院の報道をうけて、おしぼりから使い捨てのお手拭にしました。たしかに温かいタオル式のお手拭で手と顔を拭くというのは気持ちがいいものですが(おやじじゃないから私はしませんよ)、安全ではないのです。とくに免疫が落ちた人では問題となるわけです。調理後に長時間おいたものも、たとえ火を通していたとしても安全ではないのです。暑い時期、食べ物には注意が必要です。