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ブログ

日本血液学会に参加しました。

佐藤 淑先生
佐藤 淑先生

年1回開催される日本血液学会総会が札幌で行われ、私と後期研修医の佐藤淑先生とで参加してきました。札幌の気温はほとんど関東と同じくらい。雨が急に降ったりの天気でしたが、とても秋めいた、ということの言えない北海道でした。年々学会は大きくなっており、大都市でのみ開催されていたので札幌は私にとっても初めてで楽しみでした。3つの会場を行ったりきたりで、まじめに全てのセッションを参加しようとすると雨も降る中で移動は大変でした。
佐藤先生は皮膚アスペルギルス症の発表をしました。経過を写真で追っていたことがとても良かったこと。また治療に苦労したことが思い出されます。このように症例をまとめることで知識の整理とさらに深い知識を得ることになり、どんな症例でも学ぶことがあります。<次へ>

症例報告と
症例報告と

私は若年のEBV感染症重症例を報告しました。ちょうど今回は教育講演でEBV関連T/NK リンパ増殖性疾患に関する教育講演があり、そこで言っていたこととまさに合致する症例でした。とても難しい症例だったことを思い出しますし、これから同じ場面に遭遇した時にどうするか、考えさせてもらう症例でした。EBウイルスは初期の感染は小児のときに90%近くが起きるふつうのウイルス感染症ですが、それは通常Bリンパ球に感染して体にわずかに残って潜伏しているとされます。最近は衛生状態からか成人でもEBウイルスの初感染がみられることがあります。それがTリンパ球に感染することがあり、その場合重症な過程を経ることがあるのです。なぜBリンパ球でなくTリンパ球に感染するかは解っていません。かつての感染から再活性化がおきてきたりすることもあり、遺伝的なものもあるとされます。またアジアに多いとされます。まだまだ解らない事がたくさんありますが、EBウイルスはある種のリンパ腫にも関連していて興味深い感染症です。

立派な看板です
立派な看板です